無期雇用派遣になった場合の時給

派遣社員の時給についてこのようなまとめがあったので、私の知っている有期雇用派遣社員と無期雇用派遣社員の時給の違いについて書いておこうかと思います。

なお、時給の額は説明のしやすさ、理解のしやすさとして入れたもので実際の額とは異なります。ですが、私の知っているものはこの様な雰囲気です。

さて、時給の違いとは下記の通りです。

時給自体は、有期雇用時も無期雇用時もほぼ同じです。違っても数円といった程度かと思います。
有期雇用時の時給が1,000円だとすると、無期雇用時には1,001円になったり、という感じです。

見た目の時給は、上記の通り、ほぼ変わりません。ですが、無期雇用になると時給に内訳ができます。
まず、基本給といった感じの名称の費目が存在するようになります。さらに、調整といった感じの名称の費目も登場します。
数字を付けて説明すると基本給が830円、調整が120円、これらの合計950円に、交通費を時給換算した50円が加わります。交通費の時給換算額は51円だったりもするので、1円などの端数が生じます。
という訳で時給自体の見た目は変わりません。
なお、交通費は一律10,000円のようですが、場合によっては変わるのかも知れません。
こうして派遣会社は交通費支給ということを行っているようです。

時給と称する金額は、有期時も無期時も1,000円で変わらないので、問題ないように見えますが、残業時や有給時の給与は基本給の830円で算出されます。そのため、有給を取った日数や残業時間が有期時と同じでも、その給与は減ることになります。
無期雇用を選択すると、残業時などは有無を言わせず1割以上の減給のようなものです。



さらに、時給以外にも、派遣会社の指示で勤務先を変更される、ということもあるようです。
転勤のようなことでしょうか。
この勤務先の変更指示は断れないようでした。
よく、派遣切りをしたと報道される企業がありましたが、そういう企業は真面目か、バカのどちらかではないのかなと思ったものでした。
無期派遣社員が不要なら、派遣会社にそれを感じさせればいいのに、と思います。そうすれば、派遣会社はすぐに忖度して、無期派遣の方の勤務先を変えて、代わりの有期雇用の派遣社員を派遣してくれるのでは?と。
この無期派遣社員は派遣会社の勤務先変更の指示には従わなければならない規則はそのためにあるものかと思ったのですが、どうなのでしょうか。

すべての派遣会社がこの様な貪欲さを発揮しているのかはわかりませんし、同じ派遣会社の派遣社員はすべて同じ条件になるのかはわかりません。また、現在、実際にこうした変更が実施されているのかは不明です。

最近、24時間営業問題で話題のコンビニなど、貪欲に搾り取っていくビジネスモデルは儲かるのだなと思う今日このごろです。