鉄道事業から何から一緒にすれば

先日、鉄道事業のグループ企業の広告代理店で戦略なんかを考えるお仕事にナノ秒で落ちましたので、鉄道事業を営むところがすればどうなるのかなという思いつきを書こうかと思います。
さて、その思いつきとは、もしかするとすでにあるかもしれません。無いなら法律などでどうしようもなかったり実行がめんどくさかったりするのかもしれません。その程度のことです。

鉄道事業者は鉄道以外にも色々な事業を行っているところが多いと思います。それら様々な事業、企業を連携させる、といったことです。
A鉄道利用者はその系列の小売店で恩恵を受けられるとか。
鉄道の定期をスマホ(アプリ)で利用できるところもあると思います。そのアプリを鉄道以外でも利用できるようにするわけです。

例えば、電車が遅れ、その理由が鉄道事業者に由来するのであれば、その遅れた時間帯に、遅れた路線に乗っていたと考えられる人には、系列スーパーのポイントが割増になったり、当日や翌日来店時に何ポイントかをプレゼントしたり。映画などに関連することだと、遅れた時にまとまった時間を使えて良いかもしれません。
ダイヤが乱れ、1,2時間を行列に並んで過ごすか、買い物や映画などに使うか。電車が遅れると遅れを取り戻すことに意識が向くと思います。家など目的地への到着が遅れるので行く方法や帰る方法を考えることで頭が一杯になるでしょう。人は視野が狭くなると普段では考えられるようなことが考えられなくなります。そういう時に多少でも電車以外に意識を向けられれば、行動が変わり人を分散させられるかもしれません。

定期利用年数や鉄道利用回数によって、会員ランクを決めてそれぞれ何らかのサービスを提供したり。マイレージサービスもできそうです。
娯楽施設や宿泊施設、介護施設など何らかの予約の優先度が上がったり。
鉄道を利用して来店などすれば、後日、使えるポイントを付与したり、何らかのサービスを受けられるようにしたり。
さらには、グループ以外の近隣の小売店なども巻き込んだり。

あるいは、逆に非鉄道事業の何かの利用・消費の結果を鉄道利用促進につなげるとか。こちらはなかなか難しいと思いますが。お店だと、例えば、数ポイントプレゼントなどすると、ついで買いを促せるかもしれません。鉄道の長距離利用であれば乗る以外の消費もあるかもしれませんが、近距離だとそうもいかないでしょう。

ただ、駅周辺であればこのようなことをしなくても人は来てくれるでしょうから、身を切る必要があるのか?という身も蓋もない問題がありますが。
一度住んで馴染みになった場所からは離れたくないという人も多そうですし。
ですが、鉄道が発達している所は、似通ったお店が多いとも考えられるので、そうであれば集客やロイヤリティに多少は良い影響があるかもしれません。
データの活用ができれば他にもできることが増えるかもしれません。家族を紐付けられれば、個人だけでなく家族単位でのライフステージに合わせた提案も可能かもしれません。

鉄道事業者はこれからの人口減少が進む中、人を沿線につなぎ止め、増やす方策、どういうものを考えているのでしょうか。