素人の疑問

今日はアルツハイマー病に関するツイートを見かけて、気になったことを書こうと思います。

まずそのツイート。


これで気になったことは次の3つです。

  • なぜ、認知機能が失われていない人の脳を死後、調べたのか?
  • 認知機能に問題が見られず亡くなった方はいらっしゃいますが、そもそも、それら多くの人にはこの修道女のようにアルツハイマー型の脳の損傷が見られる人もいたのだろうか?
  • アルツハイマー病の発症?認知機能に問題が生じるには脳の損傷以外の何らかの要因があるのか?必要なのか?あればどちらが影響度は強いのか?


まず、最初の認知機能に問題がないのに調べたのはなぜか?ですが、これは多分、解決したと思います。
疑問を感じて、この一連のツイートを見たのですが「100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち」という本が出てきていました。この本を調べると、アルツハイマー病などの病気の研究に修道女の方々が協力したようで、今回のツイートはその中の話のようです。という訳で解決、と思います。
もしかすると、残りの疑問もこの本を読めば解決するかもしれませんが。

次の疑問。
先の本によると、当該修道女は678人中1人のようなのですが、認知機能に問題がないにもかかわらず、脳に損傷のある人が出現したということは、世の中全般で見ても同じように出現するのだろうか、ということです。割合でいうと修道女の結果から1000人に1人、2人くらいになるようです。そうなると、結構な数の人が脳に損傷はあるものの日常生活を問題なく送っていたのかもしれないのでは、となります。
今回のツイートを読むと、当該修道女の方のライフスタイル・習慣が理由で問題なく日常生活が送れていた、という見解が多いです。ですが、修道女の方々とは異なるライフスタイルを送って亡くなった人の脳を調べていないからなんとも言えないようにも思います。また、修道女のような生活を送っていてアルツハイマー病になった人はいない、と言えるのかもわかりませんし。
この辺りのことがわからないと、修道女のライフスタイルや習慣だけに認知機能に問題が出なかった理由を求めて良いのかな?とも思えます。
それに、認知機能に問題なく亡くなった方の脳を調べるわけにもいかないでしょうから答えは出ないでしょうけど。
もしかすると、修道女の方のライフスタイルや習慣に理由を求められる根拠が何かあるのかもしれませんが。
とはいえ、認知機能の問題以外でも脳を調べることはあるでしょう。その際に、アルツハイマー病の損傷が見られていないから、この修道女の例が珍しい、ということになるのでしょうね。ということで、やはり、認知機能に問題なく亡くなった方々に脳に損傷が見られる人はいない、ということになるのでしょうか。

最後の疑問。
ライフスタイルや習慣により脳の損傷の影響が日常生活に出なかった、ということは、脳の損傷以外に認知機能に影響が出るトリガーがあるのかな?ということです。
別の言い方をすれば、脳の損傷だけでは日常生活に影響はない、なんてことがあるのかも?と思えたりもします。そして、脳の損傷以外に何かが必要とするなら、それは何か?何が認知機能低下への影響度が大きいのか?気になります。
脳に限らず、年を取ってから体に損傷が出ると治る気がしませんが、もし、この修道女の方のように脳に損傷があっても平気という人が多かったとしたら、と思うと、希望がもてるというか、不安が一つ減って気が楽になりそうです。
脳の損傷以外に認知機能低下を防ぐ鍵があると面白そうです。