「読むだけ なるほど!英文法」良かったです。

「読むだけ なるほど!英文法」という本を読みました。
自分にはとても良かったです。
360ページ弱ありますが、解説している項目自体は覚える気が失せるほど大量、というわけではないと思います。
専門用語が多用されるわけでもないので、気軽に読めると思います。

内容はタイトル通り、英文法の解説です。
ですが、ゴリゴリの英文法解説書というわけではありません。
従って、TOEICや英検、受験などの試験対策に、という本ではないと思います。
”思います”というのは、私がそうした試験での好結果を目指しているわけでもなく、また、英語学習の質も量もたいしたことがないので、明確に評価できない、ということです。
試験対策というよりは、英会話、日常会話などで役立ちそうです。 とはいえ、先程、試験対策には荷が重い、と書きましたが、試験勉強として英語での映画やアニメ、海外のテレビ番組や動画などを利用している人にも、役立つかもしれません。

私が特に良かったと感じた点は、自分がいくら英語に触れても、なかなかこのようなことをすぐには知ることができないのでは、ということを知れた点です。

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例えば、話して自分のことを話すのに、「You」を使う場合があるそうです。
このような「You」が出てきた時、おかしいと気づけるかどうかも怪しい私ですが、気づいても、「You」なんて初歩的な単語について辞書で調べたりはしないと思うのです。
調べて載っているのかもわかりませんが、このことを知らなければ、変だな、おかしいな、言い間違いかな、くらいで済ませると思います。
ですが、本によれば「You」を使う理由は、自分の体験などを相手にも同じように感じてもらい身近に感じてもらう、共感してもらう、という思いが込められているそうです。
この「You」を知っていれば、きっと話者の熱量などの意味も理解できて、単純に楽しかったり、より理解が進むかもしれません。

他にも「you」のことを「somebody」とすることで、「誰かさんが〜してる」など茶化す感じや「say」の代わりに使われる「like」や「go」といったものなど。
会話や文章などにおけるニュアンスをいろいろと知ることができます。

試験対策まっしぐらな文法書は学ぶ、ということに直結してなんとなく息苦しくもありますが、この本を読むと、英語が理解できれば、新たに楽しめることが増えそうに感じられてワクワクしてきて、もっと勉強しようという気になります。