エスカレーターをちょっと楽しくするアイデアを見て思いついたこと


Twitterで上記のアイデアを見ました。
面白いと思いました。
ですが、水を差すようで申し訳ないですが、危ないのでダメだと思いました。

文字が小さく、文章も短いわけではありません。注意を引きすぎてしまうかもしれません。引きすぎると、中にはエスカレーターを降りる際に転んだりする人が出るかもしれません。エスカレーターでの事故は一人がきっかけで多数の被害者を生む可能性が高いと思います。上りエスカレーターならその被害は大きいでしょう。そのため、歩行事故を減らすという裏テーマに反するものになるのではと感じました。
もう一つ気になったことがあります。それはそもそも読めるのだろうか?と。別な言い方をすれば、顔と手すりの距離です。上りエスカレーターならまだしも、下りだと読みにくいでしょうし、読もうと思うと前かがみに近くなり、事故を引き起こしそうな姿勢にさせてしまうかも、と思えます。
ですが、少し変えてみればと思いました。

まず、手すりに載せるものは、イラストや印象に残るセリフなど、一瞬で覚えられるものに変更します。
そして、ツイート主は駅のエスカレーターを想定していらっしゃるようなので、額面などに文章をしっかり載せて読んでもらうようにすれば良いのではないでしょうか。
その際は、手すりのイラストやセリフで、どの額面が自分がさっき見て気になったものなのかをわかるようにすればよいのではないでしょうか。
手すり以外でも展開、となると、接触機会を増やせます。見てもらうものにもよるのでしょうけど、単純接触効果で好感を持たれやすくなるかもしれません。
これなら、通勤ラッシュの時間帯しか利用しない人の注意も引けるかもしれません。
そして、この見て貰う人についても一考が必要かと。

先の額面の案で機会を増やせてもエスカレーターで気になったものが、気になった人が乗る車両にあるとは限らない点です。
ただ、ツイートにある、乗りながら文庫、というイラスト?ロゴ?の共通点で、自分が気になったもの以外にも色々あり、自分が気になったものはどこかにある、と連想してもらえるのではと思います。
逆に、エスカレーターにあるものも複数種類あると思ってもらえて、前に見たから、もういい、となりにくいかもしれません。
さらには、エスカレーターで見たものを乗車車両でも見られれば、ラッキー!なんて思っていただき、ささやかな楽しみにでもしてもらえると良いのでは。
さらに、さらにで、駅以外のエスカレーター設置場所とも連携すればもっと多くの様々な場所の活用もできるのではないでしょうか。
連携する場所によっては電車内より時間がある場所もあるでしょうから、見せ方の工夫もできるでしょう。文章でなくてもマンガや映像なども可能でしょう。今はスマホという強敵がいますが、スキマ時間が発生する場面と組み合わせると効果が上がるのではないでしょうか。お金と手間暇の問題がありますけど。

接触機会を増やすことはもう一つの効果があると考えます。
それは、そもそも手すりだけの展開では心もとないことです。
歩行事故低減、というテーマがあるようですが、その歩行事故に関する情報がわからないのでなんとも言えませんが、どういう人に見てもらうのかを考える必要もあるかと思います。
事故でも歩いている人と止まっている人とでどちらの事故が多いのか?
止まっている人なら手すりだけでも見てもらえるかもしれませんが、歩いている人が関わる事故が多いのなら、手すりだけでは不十分ではないでしょうか。
歩いているので、手すりのものにしっかり目を止めてもらえない可能性が大きいのではないでしょうか。そうなると、エスカレーターで歩く人の目に止めてもらえる場面での展開が必要でしょう。

また、ツイート主は物語を集める、ということを考えていらっしゃるようですが、賞金などを想定されているのかもしれませんが、しっかり読まれる形にすることが応募の動機付けの一つになるかもしれません。
文章をイラストなどできれいに装飾することで、自分の書いた物もこのような立派なものにしてくれるんだ、と思っていただくわけです。
ついでにその額面にあるものと同じものをプレゼントしてあげれば喜ばれるかもしれません。いい思い出になるのではないでしょうか。
考えれば、もっと色々できそうですね。