家計簿アプリや家計簿のサービスにこの機能はいかがでしょうか

家計簿サービスのMoney Forwardというものの無料版を利用しています。
有料版にはあるのかもしれませんし、Money Forward以外のzaimなどにはあるのかもしれませんが、これからは、とある機能があると良いように思います。

そのとある機能とは、一定の間隔で決まった日に決まった金額が支出される項目だけを抽出して一覧できる機能です。つまり、自分が利用しているサブスクリプションサービスにかかる費用の見える化です。

最近、サブスクリプション、という言葉をよく耳にされるかと思います。定期的にチャリンチャリンとお金が入ってくるので企業にとっては良い仕組み、ということで広まっているのかと思います。利用者にしても、例えば、PCのソフトなど常に最新の機能が使えるなど、メリットがあります。
このようなサブスクリプションが広まれば、質の悪いものも出てくるかと思います。
中には、知らぬ間に入っているもの、入らされているものなどもあるかもしれません。
また、自分で利用していることを認識しているとはいえ、サービス自体が悪いものもあるかと思います。
これらは、気づかなかったり、利用頻度が落ちてくると、忘れてしまい、お金だけ払っているということに繋がる可能性があるかと思います。
ですが、こうした費用を一覧化できれば、不要なのに支払い続けることを防ぎやすくなるかもしれません。
また、今はないのかもしれませんが、携帯電話の契約時にいろいろ加入させられるものなども意外と忘れてしまっていることもあろうかと思いますが、そういったもののムダもなくせるのではとも思います。
単に毎月の支出を見ればわかることではありますが、定額支出として抽出されることで日々の様々な支出に埋もれることなく発見しやすくなるかと思います。

サブスクリプションの注目具合の参考になるかと思いgoogleトレンドで調べてみました。



青の折れ線が「サブスクリプション」赤の折れ線が「subscription」です。カタカナとアルファベットの違いです。黄色の「定額サービス」も参考に入れています。日本のみの結果です。
これを見ると2017年後半辺りから「サブスクリプション」の増加具合が急激になっています。2010年あたりも高くなっていますが、理由はよく分かりません。adobe税の納税方法の変化の影響でしょうか。一方、「subscription」は2011年辺りから減少しているように見えます。また、直近になって増加しそうに見えます。

下記は「サブスクリプション」の関連キーワードです。



続いて「subscription」の関連キーワードです。



「定額サービス」は下記のとおりです。



カタカナでの関連キーワードは、「サブスクリプション」や「サブスクリプションとは」など、サブスクリプション自体を知りたい、という人が多いということでしょうか。そう考えると、まだまだ馴染みのない言葉なのかもしれません。
アルファベットの方は、マイクロソフトのサービスの影響が強いようです。
「定額サービス」は携帯の料金一色ですね。
ここまでは、日本のみの結果でしたが、すべての国での結果を見てみました。
日本では、まだまだのようでしたので。



青が「subscription」 赤は「magazine subscription」 黄色は「cancel subscription」です。
なぜ「magazine」と「cancel」を比較しているのかといいますと、「subscription」の関連キーワードに上がっていたためです。おそらく、海外では以前は雑誌のサブスクリプションが注目されていて、そして、最近は何かはわからないけど、サブスクリプションのキャンセルを考えている、あるいは、したい人が増えているのかな?と思ったので比較してみました。

結果を見ると、青は2015年までは波がありながらも横ばいでしたが、それ以降は増加しています。赤は減少傾向、黄色は2016年辺りから赤を上回り、増加傾向が見られます。
すべての国で見ても「subscription」は近年になって伸びているようです。ただし、日本ではマイクロソフト関連のサービスの影響が強さが目立ち、注目の的に違いが見られます。また、僅かではありますが、キャンセルが増えつつあるところが気になります。

次は3つの折れ線の各ワードの関連キーワードです。



「cancel subscription」の関連キーワードを見ると、「iphon」という単語があります。
今日、このようなニュースがありました。
詐欺まがいのサブスクリプションの排除に舵を切ったApple
「cancel subscription」が僅かではあれ、増加傾向にあることからも、アップルの動きはわかりますね。
いずれ日本でも、関連キーワードにキャンセル、退会、といった言葉が出てくるかもしれません。サブスクリプションサービス提供側は、こうした単語が目立つ前に、アップルのように先に手を打った方が良いかと思います。

という訳で、来るサブスクリプションうんざり期に多くの利用者がさらされる前に家計簿アプリや家計簿サービスでもサブスクリプション管理機能といったものがあると面白いかなと思いました。