初TOEIC

先月、TOEICを受験してみました。どのようなものかと思って。
今回はTOEIC受験でのことなど書こうと思います。

まずは結果から。
それは惨憺たるものでした。当初はTOEICは平均が600くらいのようだったので、なんとなく、じゃ自分は400くらいかな、と思っておりました。やり終えてみると400なんて滅相もございませんでした、と平謝りしたいくらいでした。

私は英語を勉強しているとはいえ、これは疑似充実感に浸るため、いわば暇つぶし、何かやってる感を得るためでしかありません。ですから、受験前からできないことを織り込んだ上で臨みましたが、それ以上にできませんでした。
特にリスニングがさっぱりでした。まったく聞き取れませんでした。単語一つ聞き取れず、聞きながらなぜこれほど聞けないのか、と考え出す始末で、集中力も欠いておりました。それでもリスニングの後半はいくらか聞けるものも出てきました。緊張でもしていて落ち着いてきたからか、あるいは聞きやすい問題がでてきたのか、理由は不明です。ただ、それとてしっかり聞き取れているわけではありませんでした。
リーディングはリスニングほどできない、と感じさせられはしませんでしたが、できたわけではありませんでした。
TOEICの配点や採点のことをよく知りませんが、100、200くらいの結果になりそうでした。これを超えるならよほど勘が冴えていたのでしょう。

良かったことは最後まで問題を読んで終えられたことでしょうか。
わからなくて適当に回答した問題もありましたが、時間がなくて問題も見ずにただマークシートを塗るだけにはならなかったので、どういうペースで回答しないといけないのかはわかったような気がします。
こういうことは普通、過去問に取り組んで知ることなのかもしれませんが。

受験前のことを書くと、いちおう、いくらか単語ぐらいは覚ようかと思い、誰もが薦めているので金フレと呼ばれる単語集を購入し、ほぼほぼ覚えてはおりました。実際、金フレで覚えたものがでてきたと思います。
ただ、私には金フレは合わなかったかなと感じています。
覚えていた頃、関係ないことをしている時に、ふと、ある単語が思い浮かんだのですが、日本語の意味を思い出せませんでした。そこで金フレでその単語を探して確認しました。この探しているとき、なんとなく本のどの辺り、ページ内のどの辺り、というものを覚えていてパラパラとめくって単語を探しました。探しながら、自分は一体何きっかけで思い出せるようになっているのだろう、と感じました。掲載場所や順番、例文の日本語など英単語以外の要素が大きいのかもしれません。例文ごと覚えるのはいいとしても、単語そのものでも日本語なり英語なりを思い出せなければ良くないように感じました。
今後もTOEICを受けるのかはわかりませんが、せっかくなので単語をもっとしっかり覚えようかと思います。その際は、どういう覚え方が良いのか検討して取り組もうかと思います。

試験会場のことを書くと、私は受験時、二人で一つの机を共有して受験しました。机の天板の下に荷物を置けるようになっている折りたたみ式の机でした。椅子に座って動くと、足が荷物を置くところに当たってしまうので試験中、あまり動けず身体的にも疲れました。特に椅子の座り心地も悪く、試験後半にはおしりが痛くて動きたいのですが、下手に動くと机に足が当たって隣の人の迷惑になると思うと、動けずよけいな辛さがありました。

ついでにその隣の人のことを書くと、学生っぽい感じの人でした。この人は問題を解くのが早く、リーディングに入って、私が1ページ目を3/4ほど終わらせているときにはページを捲って3ページ目に入っていました。そんなペースで解かないと終わらないの?と驚きました。この方は途中、何度かご自分で用意されていた水筒の飲み物を飲んだり、余裕たっぷりのようで、すごい人だな、と思いつつも、これが普通なのだろうか?と考えたり、自分のできなさも相まって、TOEIC受ける人達はなんだかすごいな、と感心しておりました。

TOEICの試験については、とにかく面倒で不満でした。
まず、試験会場を選べない。なんだこれは?です。私は午前中に受けたかったのですが、行きにくい場所になったら朝からバタバタしてイヤなので、午後にしました。結果的には午前中でも問題なく行ける場所でした。またここはTOEICのサイトには記載がなかったよう思います。今後も受験すると同じような場所になるのかと思いつつも、おそらく毎回異なるのでしょう。せめて試験会場となる場所はすべて公表してほしいです。
受験票の準備も面倒でした。写真を用意する必要がありました。
それに時計。普通の腕時計は何年も使っていないので電池がないし、交換しても使わないし、機械式の時計は壊れてるしで、結局ダイソーで500円で購入しました。ダイソーなんでもあるな、ということで助かりました。

ついでにマークシートのこと。
先日受けたITパスポート試験という国家資格の試験でもPCで受けられました。TOEICもそうなればいいのにと思った次第。受験日ももっと融通が効くだろうし、リスニングも聞きやすくなるでしょうし。受験者数が多すぎて捌けない、ということなのでしょうか。それとも今の形がよほど儲かるのか。何度も受験している人がどう思っているのか気になります。

TOEIC自体については、改めて考えると、評価方法が面白いです。誰が考えたのでしょうか。他の英語の試験を真似たりしてるのでしょうか。
合格・不合格とせず、取った点数で各々評価するので、終わりがなくなり、何度も受ける気になりやすいでしょう。もちろん満点は終了になるかもしれませんが。
苦手な人でも不合格と否定されるわけではないから、くじけにくそうだし。それで、また受けようと思ってもらえれば、受験者数の維持がしやすく、同じ人ばかりが受けていたとしても傍から見れば、活気があるように見えるでしょうし。それに儲かりますし。

あと、気になることは花粉症シーズンはみなさんどのように受けるのでしょう。

とにかく、面倒でもありましたし、私個人としては出来も悪いのですが、総じて面白かったです。