LINEが広まった理由

今回はLINEのことを書こうと思います。
先日、LINEは東北の震災で役に立ったから広まった、いや、LINEのサービス開始は震災後だ、などといったことをSNS上で見かけました。
それらがどうだかは面倒なので調べるつもりもありません。ただ、私が認識するLINEが広まった理由とはまったく異なります。自分は夢でも見ていたのだろうか、と思うくらいです。なので、私の見ていたその夢でも書いておこうかと思った次第です。

さて、私の夢でのLINEが広まった理由は、LINEが勝手に利用者の電話帳にアクセスし、そこに記録されている人たちにLINEを知らせる、という仕組みを採用していたから、というものです。

当初、LINEを利用していた人はどちらかと言うと、スマホやネットなどに関して低リテラシーな人だったと思います。リテラシーの高い人からすると、勝手に電話帳にアクセスして勝手に連絡するようなアプリはヤバい以外の何者でもないわけです。だから手を出さない。その結果、低リテラシー層に広まった、と。
リテラシーの人はそんなこと気にせず、なんだこれ、くらいな感じで手を出したわけです。そもそも知り合いから届いているわけですし、利用すれば知り合いと連絡が取れるわけです。裏で何が起こっていようがわからなかったでしょうし。
使い勝手が良かったということはあるでしょうけど、結局、よくわからないまま、連絡手段と成立していった、と。
だから、低リテラシー層から先に広まり、高リテラシー層が後を追っかけた、といことでLINEの広まり方は珍しい、という認識を持たれていたと思います。

その後、そんなのありなの?ってことで、電話帳を勝手に利用するアプリが出てくるも、勝手に利用するのはいかんでしょ、ということで、勝手に利用することに対して規制されたように思います。
結局、規制されるわけですから、ダメなことなんだという認識も広まったでしょう。それに正面切って、電話帳使わせてなんて言われるとさすがに警戒するし、良い気もしないでしょうから、LINEのようにスタートダッシュを切れたアプリは現れず、現在に至る、といったところでしょうか。

LINEが普及した理由にはいろいろ理屈がこねられてるのでしょうけど、私としては、単に自分の利益優先で倫理観が低いからこその結果だったと思っています。
私は今でもLINEなんて根底はこの程度の意識でやってる会社で、何をインフラ気取ってんだ、と思っています。だから、LINEも進んで使いたくないです。どうして大勢がこんな企業の、しかも通信をゆだねて平気なのかさっぱりわかりません。さっさと潰れればいいのに、とさえ思っているくらいです。
とはいえ、水は低きになんとかかんとか、と言うので、逆らっても仕方ないわけですが。

以上が私だけが見ていた夢の話でした。