アマゾンに欲しい新たな評価指標


アマゾン・アソシエイトに通らない今日この頃、アマゾンはなぜ作らないのだろうか、と思っているものがあるので、それを残しておこうと思います。それは、タイトルにもある新たな評価指標、マーケットプレイスの出品者・販売店を評価するものです。

アマゾンのマーケットプレイスで購入する場合、大抵は問題なく取引が終了しますが、たまに嫌な気分になったり後悔することがありました。
そうなると、二度とここからは買いたくない、と思うのですが、いちいち覚えていないので、再度、その嫌な気分にさせられた所から購入してしまうことが起こるわけです。

これを防ごうと思うと、自分でそのイヤな出品者・販売店を記録して、購入時に照らし合わせる作業を行うことになろうかと思います。ですが、イヤな出品者・販売店のために余計なことはしたくありません。
そこで、アマゾン側で購入したくない出品者・販売店を記録できるようにしていただき、いくら安くても記録した出品者・販売店が表示されない仕組みを作って欲しいわけです。つまり、出品者・販売店の非表示リストの作成機能です。

この非表示リストの結果を集計し、その結果を出品者・販売店の評価指標とするのです。
ある出品者・販売店との取引が終了した経験のあるアカウントの内、どれだけのアカウントに非表示リスト入りさせられているのか、を。

現状の出品者・販売店の評価は取引結果が良くても悪くても購入者が行動を起こさなければ、出品者・販売店は評価されません。他者も評価を知ることができません。購入者に評価を行うインセンティブがないので、一部の購入者の評価になります。
ですが、非表示リストに追加することは、イヤな出品者・販売店との再度の取引を防ぐことにつながるので、購入者にもメリットがあります。
また、無闇にリストに入れると、購入時に表示されないので、自分自身がデメリットを受けることになります。
非表示リストから外しても反映されるまでに数日かかる仕組みにしておけば、多少は出品者・販売店に対する嫌がらせ防止にもなるのではないかと思います。従って、現状よりは、評価結果の質は上がるのでは、と考えられます。
アマゾン側でもこの結果を見て指導や排除などを行うことで利用者体験向上を図ることが可能となるのではないでしょうか。

非表示リストに入れる際には、強制は不要と思いますが、理由の入力もできるようにしておき、出品者・販売店がその意見を見られるようにすれば、改善点も分かり、マーケットプレイスの質も上がるかと思います。 このコメントはリアルタイムで見られるのではなく、1ヶ月分をまとめて、などとすれば、取引者数次第ですが、コメント主の特定をしにくくできるように思います。特定しにくくすることを考慮するのは、相手には連絡先が知られているので、悪い評価をすることで何か不利益を被るようなことをされるのでは?という不安をなくせるようにするためです。

とはいえ、ある取引での出品者・販売店がイヤだとしても非表示リストに入れない方もいらっしゃるかと思いますが、入れないということは、イヤではあるが、何らかの理由で許容できる、ということではないでしょうか。そうであれば、それはイヤな出品者・販売店なりの特徴だと思います。ただし、忘れていたり、面倒だったり、という方もいらっしゃるかと思いますので、悉皆調査のような精度は無理ですが。

出品者・販売店にとっても非表示リストに入れられることは、販売機会を失うことになるので、しっかり対応するようになるのではないでしょうか。
ただ、名前を変えて登録し直したり、複数登録しておけば、出品者・販売店にとってリストに入れられても被害を小さくできるのかもしれないので問題ではありますが。
非表示リストで困る人は入れられるようなことをした出品者・販売店で購入者が困ることは無さそうなので、ぜひ実施して欲しい次第ですが、この程度のことを考えつかないわけはないので、何か事情があるのでしょうね。