朝礼で倒れたときのこと

最近は連日の雨で暑さが弱まっていましたが、それでも熱中症の注意報がでることもあるようです。
私は小中学生の頃、朝礼で何度か倒れて気づくと保健室だったり、校舎の陰だったりしたことがありました。その内、そうなる兆候なのかな、と気づいたことがったのでそれを残しておこうかと思います。

最初の兆候として汗のかき方がいつもと違います。私は当時、それほど汗かきではありませんでした。にもかかわらず玉のような汗、というのでしょうか、汗のしずくがつらつらと流れ落ちるように汗をかきはじめるのです。
ハンカチなど携帯していなかったので袖で汗を拭うのですが、袖では拭いきれず、汗が止まらない状態になりました。

次に音の聞こえ方、聴覚でしょうか、がおかしくなります。
音がくぐもって聞こえます。耳に水が入ったときのようなイメージです。
音自体は聞こえるのですが、こもった音で聞こえにくくなります。
自分の場合、水分が不足すると、この変化が起こるようです。
以前、よく自転車に乗っていましたが、その際に水分を取りそこねたりすると音がこもって聞こえるようになっていました。

そして最後に目、視覚にきました。
色がおかしくなります。全体的に白っぽくなりパステルカラー調の色が1色付きます。パステルグリーンだったり、パステルピンクだったり、パステルイエローだったり。そうした色がランダムに入れ替わるような感じだったように思います。入れ替わると言っても頻繁ではありません。どれくらいかわよく覚えていませんが、数色見たように思います。
下の画像は記憶に残っているイメージを東京タワーの画像で再現してみたものです。
f:id:yu_ru:20210818164655j:plain このような感じで緑やピンクに見えていました。全体的に白っぽくなり輪郭はなんとなくわかりますが、面積の広い部分など、物の表面などはよくわかりません。
一応、見えてはいるのですが、何かを見てそれが何なのかを判断しているというより、さっきまであの辺に校長先生が見えていたから、あれが校長先生で、奥に窓があったからあれは窓かな、というような記憶を利用して見えているものを認識しているような感じでした。
周囲を見ると、当然、他の生徒がいるのは分かっているのでなんとなく人がいてるようなことはわかりますが、夏は制服も白く、そもそもどこに人がいるのかよくわからなくなります。また、表情などはよくわからず、誰なのか区別が付かなったように思います。
覚えているのはことのあたりまでですね。

こうした変化がどれくらいの時間で起こっていたのかよくわかりません。
汗や音、特に音はよく起こっていたのではと思いますが、見え方の変化は毎回起こっていたようには思いません。
そして、恐らく、見え方がおかしくなった状態は短かったんじゃないかと思います。一瞬、ということはないでしょうけど、本当に少しだったんじゃないかと。

この変化に気づいてからは、倒れるなんてことはなくなりました。とにかく汗の量の変化でもうダメだと判断できるようになったからかな、と思ったりしています。実際は他の理由なのかもしれませんけど。