牛乳嫌いにはホームベーカリー

2019年7月下旬ごろ、ホームベーカリーを購入しました。それ以来、私が食べた食パンは全て、ホームベーカリ製ということで満足真っ只中です。
さて、そのホームベーカリーの良さは、他の色々なブログや比較サイトなどで書かれている通りです。
その様な訳で、私は私なりの満足点を残しておこうかと思います。

私の満足ポイントは牛乳嫌いの嫌いなものを排除できる点です。

パンもご多分に漏れずバターなど乳製品が利用されています。
私が購入したホームベーカリーの取扱説明書にもバターやスキムミルク、牛乳がレシピに記載されています。レシピ通りに作れば、ミルク感の強いものが作られることになります。 実際、レシピ通りに作ると、スーパーなどで買える食パンよりもバター風味がよく感じられます。昨今、流行りの高級食パンは食べたことがないのでわかりませんが、パン屋で買えるものにも引けを取らないかもしれません。
ですが、これが私にとっては苦手な要素になります。

当然のことながら、ホームベーカリーは自分で材料を用意します。私の場合、苦手なものになる原因が分かっています。ですから、自分の苦手なものを除いてパンを作ることができます。
自宅で焼き立てパンが食べられるだけでなく、その焼き立てパンから自分の苦手なものを除いて作れるという、カスタマイズ感覚とバターが使われていない、という安心感とが、より一層、満足感を高めてくれています。

ちなみに、肝心のお味については、大抵のものを美味しく感じる幸せな舌の私にとっては美味しいパンです。
私のホームベーカリーで言うところの、パン・ド・ミという焼き方で焼いています。ただし、バターを入れないのでもはやフランスパンという焼き方寄りになっていますが、パリパリの皮と中身のもっちりしっとりした感じが良いです。焼きたて時はしっとり感がよくわかります。特に、皮と中身の境目辺りはモチモチ感がよく感じられ、私の好きな部分です。また、これまで食パンを食べてもあまり意識されなかった甘みも感じられます。
トーストすると、しっとり感は薄れ軽さがありますが、モチっとした食感は残っており、私としてはトーストした方が好みです。
そして、なんとなくですが、ホームベーカリーで焼いた食パンを食べる時の方が噛む回数が多いのでは、と感じます。

さらに、シナモンパウダーなどを混ぜるだけで一味違った食パンが手軽に楽しめます。これも満足感を満たしてくれています。もちろん、混ぜればいいというものでもなく、ごま油を混ぜてみてイマイチな感じを味わえる楽しみも体験してしまいました。

一方で、問題もあり、膨らみが小さいように感じます。色々なブログで見かけた窯伸びというものがうまくできていないように思います。バターに変わるいい材料を見つけないといけないのかもしれません。水の分量や温度、はたまた、材料の組み合わせ・相性などなど、膨らまない理由がなにかあるのでしょう。ただ、これは試行錯誤できる楽しみもあり、私にとっては問題になりません。


画像はある日の焼いた食パンを横倒しにした状態のものです。
サイズは高さが15〜16cm前後です。

そのようなわけで、牛乳嫌いにとってのホームベーカリーの楽しみ方でした。


参考

私の購入した機種はパナソニックのSD-MB1というものです。現在、販売されているSD-SB1と同クラスといった感じです。ただし、この現在の機種ではパン・ド・ミという焼き方はできなくなっています。

購入理由

私が7月に購入した理由は次のようなものです。

  • ホームベーカリーとはどのようなものだろうか、という興味本位
  • パナソニックご自慢の乃が美の食パンをおうちで体験できるという、パン・ド・ミはどれほどなの?ということ
  • そのパン・ド・ミがハイエンドでしかできなくなること
  • 興味本位なだけに色々できる高価格なホームベーカリーを買っても使いこなさないだろう、という予想

以上のことから、お手頃価格でメーカー自慢の焼き方ができるホームベーカリーを購入できるのは今だな、ということでした。

パンの切り方

ついでに当初、困ったパンの切り方についても残しておこうかと思います。
焼きたてのパンはとても柔らかく、私の所有するパン切り包丁では切りにくいです。
切ろうとしてしっかり抑えたいところですが、抑えるとパンを潰してしまいます。良いパン切り包丁なら切りやすいのかもしれませんし、電動なら焼きたての柔らかいパンでも切れるのかもしれませんが、そうしたものもなく、買い換えるつもりもないのでいくつか試して今の所のベストの方法が次のようなものです。

  • まず、食パンを横倒しにします。焼き上がった時に上になっている山の部分が側面になるようにします。
  • 次に魚をおろす時のように刃をテーブルと平行になるように横にして、食パンを焼いた時の底になっていた部分に刃を入れていきます。

コスト

ついでのついでにコストについても残しておこうかと思います。
私が利用する材料はイオンなど一般的なスーパーで購入できるものです。
強力粉と砂糖、塩、水をベースにマヨネーズやシナモンパウダー、レーズン、味噌などを気分によって混ぜたりしています。
これらの材料で、シナモンなどを加えないシンプルな場合で考えると、ざっくり計算して、およそ100円程度もあれば十分かと思います。
私が普段利用するスーパーでは100円程度より安い食パンはほぼ見かけないので、費用的には問題に感じません。
それにバターを使わない分、レーズンなど他のことに使えるので、コスト面でも満足です。
もちろん、用意したり後片付けしたといった手間や電気代を考えても、それを上回る満足感があるので特に気にするほどの差を感じません。