正直屋のCMにを見て思ったことは外れていたようで、お恥ずかしい


以前、正直屋という企業ののCMを見た際に、どうしてこのようなCMにしたのだろうか?、自分が関わっていたとしたら確実に反対しただろうな、と思っておりました。
そのCMは次のCMです。


このCMを最近、見かけました。また見かけたということは、正直屋はこのCMによるマイナスの影響を受けなかった、ということかと思います。
ということは、私が考えていたことは妥当ではなかったということになる訳です。
意外といいますか、そういうものなのだな、と思いつつ、これは私が知った風な気になっていたということですね。 ということで、知った風な気になって冷ややかに見ていた考え違いを残しておこうかと思います。

私が、このCMを否定的に見た理由ですが、まずは、正直屋の企業姿勢、ブランドイメージにマイナスということです。
次に、正直屋の何かに問題がある、と受け取られかねない、ということです。

一点目の理由の説明です。
そもそもこのCMのフォーマットはパナソニックが問題のある製品の回収を呼びかけるために行ったものが最初ではないかと思っています。その後、様々な企業が同じような製品回収であったり、消費者が不利益を被る可能性を防ぐための告知などの際に、このCMのフォーマットが利用されてきたように思います。
今では多くの方が、同様のフォーマットのCMに接触すると、何か放置していると良くない問題がある、といった認識をされるのではないかと思います。
結果的に、このCMフォーマットが、緊急地震速報の警告音のような、何か重要な内容では?と言うことで注意を惹けるものになったのではと考えられます。
それをどこかの企業が自社の宣伝に利用すると、このCMフォーマットでの例外が生まれることになり、うまい具合に世の中の役に立つものになったCMフォーマットの効果が損なわれかねません。
昨今ではSDGsやESG投資など企業の社会への良い働きかけ、良い影響を及ぼすかどうかが評価される様になっているますが、それはここ最近ということではないと思います。そのような中で、このCMフォーマットの例外を作ることは世の中にとって有用になったものをダメにする行為と考えられます。となれば、ダメにすることにつながることを行った企業がよく見られるとは思えません。 こうしたことから、このCMはダメだと考えました。

二点目の理由は、このCMフォーマットは人の注意を引きやすくなっていると考えておりますが、その分、自分に関係のある内容かどうかもしっかり判断され、関係ないとなればじっくり見てもらうことはないと思います。そうなると、単に企業名や商品名だけが残り、詳細はわからないけども、どこそこの企業、なんとかっていう商品に何か問題があるんだな、という認識をされるのではと考えられます。
これを正直屋に当てはめると、関係のない人は詳細は不明だけども、正直屋、というところに何か問題があるんだな、という認識を持つ、ということになり、正直屋にとってはマイナスの影響が大きい、と考えました。

以上のように考えていました。YouTubeでは批判コメントがありますが、実際はそれほどでは無いのでしょうね。世間の生活者とのズレを感じさせられました。