多様性がある、と言えるには

先日、といっても先日の範囲を超えてると思うくらい前ですが、クックビズという企業の面接に行ってその後、連絡もないので落ちたわけですが、そこで説明されたことに、そういうことではないのでは?と思ったことがあったので、残しておこうかと思います。

面接をしていただいた方が、弊社は営業もエンジニアも社内にて、多様性がある、と自社のことを表現されていました。
この「多様性」という言葉に引っかかります。

エンジニアという方々と一緒に仕事をしたこともないので、よく知りませんが、営業の方々とは多分、色々と異なる点があるかと思います。ですので、多様性がある、と言えなくもないと思います。ですが、これを多様性があると言うのなら大企業など昔から多様性があることになるかと思います。

私が思う多様性には、この説明では粒度が粗いです。
多様性がある、と言うのなら、営業の方々、エンジニアの方々、それぞれの中に様々な人がいる、と言えてこそだと考えます。
エンジニアみたいな営業もいれば、スーツにネクタイのエンジニアもいる、そういうステレオタイプから逸脱するような人も居てこそ、多様性がある、と言えるのではと思います。
営業やエンジニアが居ても同じような営業やエンジニアばかりでは、果たして多様性がある、と言ってよいのでしょうか。
もちろん、企業の色もあるでしょうから、似通った人ばかりになるのは仕方がないのかもしれません。
それでもやはりバラついても様々な人を集めて、それをビジョンやミッションで同じ方向を向くようにする、ということが良いように思います。
そういえば、ビジョンのことについて質問したら、そういうことを聞かれたのは初めて、と言われたことを思い出しました。
私はブランディングなどにも興味があるからかもしれませんが、ビジョンとか、皆、気にしないのですね。

閑話休題、ただし、面接していただいた方の言う「多様性」は私の思う「多様性」とは異なっていただけかもしれませんし、突っ込んで聞かなかったのでわかりませんが、クックビズには営業にもエンジニアにも色々なタイプの方がいらっしゃるのかもしれません。

ちなみにこの会社、未経験の方にも優しいところかと思いました。
私の履歴書職務経歴書の内容からか、私の見た目や言動からか、何れにせよ、よほどポンコツに見えたようで、面接序盤に会社の説明をしていただいた中で、私からの質問への回答に「マネタイズ」という単語を使われたのですが、聞いてもいないのにその言葉の意味をご丁寧に説明していただけました。
きっと未経験で入社しても何かと察していただいて色々と丁寧に教えていただけるのだろうと思います。